ごあいさつ
私は1990年代初頭より、ロジスティクス分野に適用できる体系的なエンジニアリング手法の開発に着手し、ロジスティクス・エンジニアリング(LE)と名付けました。
この手法では、これまでの日本の物流業界にありがちな「KKN」(勘、経験、ネゴ)による意志・コスト決定を排除し、科学的で体系的な手法でロジスティクス・アクティビティの意志決定をすることを基本としています。
7つのステップで構成されたLE手法では、何よりも現状プロセスの可視化とベンチマーキングを重視します。
現状が見えなければ、改革施策の決定も、その評価も出来ません。「KKN」で意志決定をしていた時代は終わりました。
ベンチマークとは、工事現場で使われる位置関係を測定する為の指標(杭)が語源です。工事現場でベンチマークが無ければ基礎工事も出来ませんし、建物も建ちません。
全ての建設の最初のステップがベンチマーキングなのです。
物流現場の改善活動に於いても同じことが言えます。改善活動の原点は現状を知ること。
貴社の出庫作業の生産性を、「1.25人・分/件」という形で表せますか?
生産工場では、全ての工程の生産性が「人・分/台」で把握されているのは常識なのです。なぜ殆どの物流拠点ではこれが出来ていないのでしょうか?
LEを導入してベンチマーキングと改革推進をしませんか?